噛むことの効果
昨日はダイエットのために、おやつをガムや昆布に変えることについて書きました。
これらはカロリーが低いことから選んだのですが、調べてみると他にも色々良いことがあるということが分かりました。
ガムや昆布って、よく噛んで食べます。
この噛むという行為が、良いことをもたらすというんです。
カロリーが低く、ダイエットに最適な上、更に良いことがあるなんて、これは凄いです。
早速、書いてみたいと思います。
肥満防止
よく噛むことで、満腹中枢(まんぷく ちゅうすう)が刺激されます。
満腹中枢とは、脳内にある満腹感を司る部分です。
よく噛むと、咀嚼筋(そしゃくきん)という筋肉が刺激されることにより、脳内にヒスタミンの分泌が促進されて満腹中枢が刺激され、食欲が抑制されます。
つまり、
よく噛むことで食べる量も抑えられ、摂取カロリーも少なくできます。
また、もっとすごいのが
ヒスタミンにより全身にある白色脂肪細胞が分解・燃焼され、カロリー消費量が高まります。
- 咀嚼筋(そしゃくきん)とは、噛む時に作用する筋肉のことで、咬筋(こうきん)、側頭筋(そくとうきん)、内側翼突筋(ないそくよくとつきん)、外側翼突筋(がいそくよくとつきん)の総称。)
- 白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)とは、余分に摂取したカロリーを脂肪細胞として蓄積する細胞です。エネルギーが不足するとエネルギー源として使用されます。
これなら、良く噛むことだけで、運動しなくても脂肪が分解・燃焼されることになり、ダイエットにも貢献します。
これだけでもよさそうですよね。
虫歯予防
ガムなどを噛むと、唾液が多く出ます。
この唾液にも、良い作用があります。
唾液には歯に付いた食べ物のカスや細菌を洗い流す作用があるので、虫歯や歯肉炎の予防にもつながります。
また、唾液にはペルオキシダーゼという酵素が含まれており、
食物内の発がん性物質が作る活性酸素を分解する力が有ります。
ますます良いですね。
集中力アップ
噛むことで唾液が多く出ることは前述したとおりですが、
唾液は炭水化物を分解してブドウ糖に変える役割を果たしています。
ブドウ糖は脳のエネルギー源とされているため、ブドウ糖が不足すると脳の働きも鈍くなります。
噛むことにより唾液が多く分泌され、炭水化物をたくさんブドウ糖に変えられれば、脳にもたくさん供給されるため、活性化や疲労回復に効果が有り、集中力が高まります。
眠気覚まし
噛むことで、咀嚼筋が動き、脳にも刺激を与えます。
その結果、脳の血液の循環が良くなり、脳細胞の働きが活発になることで眠気が無くなります。
おやつをガムや昆布に変えるだけでカロリー摂取を抑制できるだけではなく、
噛むことって、ダイエットだけでなく他にも良いことがたくさんあるので、積極的に取り入れたいと思います。